ギークハウスを新潟に作ったらニートの巣になった件

ギークハウス
※ギークハウス界隈でアドベントカレンダーというものをやっておりまして、12/1から12/25まで持ち回りでブログを書いております。
ギー潟は5日目です。よかったら他のブログも御覧ください。
ギー沖のリビルドには僕も期待している。

ギークハウスアドベントカレンダー

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ギークハウス新潟を作った当初、くくりはIT系と言えど多様なタイプの人たちが集まるシェアハウスだった。
3年半経った今、わりと住民のタイプに傾向が現れてきたので今回はその話。

全国からニートが集まるシェアハウスに

求職中の人もいるしたまに働く人もいるので厳密に言えばニートではないのだが、ニート的な人たちが東北や四国など全国から集まってくるようになった。現在の住人は学生が1人、後は全員無業者である。そしてみんなわりと能力が高く勉強熱心で、なんらかの特技がある。WEBサイトを作ったりアプリを作ったりして生計を立てている人もいる。アフィリエイトの勉強会を開けば熱心に耳を傾けるし外部の勉強会にもたまに参加してるようだ。
誰が言ったか忘れたが「のんびり系梁山泊」という形容が的確かもしれない。
ゆっくりと、そして適当に暮らす拠点になっている。

収入より時間が大事という考え方

自分も含め彼らは総じてこの発想。もちろんお金も大事だが、それに伴う労働が週5日では自由時間がなさすぎる。
「楽に生活するために週7日のうち5日働くって本末転倒なのでは。であれば生活コストを下げたほうがよくない?」
というところに着想してできたシェアハウスなので傾向的には健全化してきたと言える。

目指してきたのは月5万円で暮らせる家

バンコク
外こもりという言葉を聞いたことがあるだろうか。なるべく働かずなるべく安く海外で暮らすライフスタイルでタイのバンコクなどに多い。
僕自身外こもり経験者でタイでアパートを借り、月5万円ほどで生活していた。
この期間に勉強したことが自分の人生に役立っているので低コストで生活できる環境を国内でも可能にしたいと思ったのだが、物価の高い日本では地方でも最低月10万円ほどかかってしまう。
それを家をシェアし光熱費を住人で折半し、運営に協力してもらう事によって可能にした。
最近物価が高くなってきた気がするので四半期に1度お米を30キロほど差し入れている。
もう十分月5万円生活が可能だろう。
ギー潟近辺なら車がないと生活できないわけではないし、隣の駅にビックもヨドもジュンク堂もあるのでこもり要素が揃っている。

インターネットがこのライフスタイルを可能にした

中国の路上麻雀
月5万以下に生活コストを下げだが、その5万円は何らかの方法で稼がないといけない。
先に挙げたアプリの開発やWEB制作はもちろん、ランサーズクラウドワークスなど在宅ワーカー向けサービスが発達してきたことにより場所にこだわらず長時間拘束されない働き方が確立してきた。
中国でよく見る「たまに店番をしながら路上で麻雀をするおっさん」やタイでよく見る「1日30分だけ働くトゥクトゥクオヤジ」のような働き方もネットなら可能である。

この辺りがニートの巣として機能している仕組みと経緯である。
巣なので巣立ちもあるのだが暖かく見守っていきたい。
あと興味のある人はGWにカレーを食べに来るといいよ。
最後にもう一つ。

若い時の苦労は買ってでもせよなんて言うけど

昔は苦労して耐えて強い精神力を培うことに意義があったという感じもするけど今は苦労の方向性を間違えると痛い目にあうし下手すりゃ死ぬ。それをゆとり世代とかさとり世代などと言われてる彼らはよくわかっていて苦労するポイントを間違えない。
20代は自己スキルに全振り投資でいいし、休みなく働くなんてナンセンス。ちゃんと休むべき。
孔明だって20代の頃は本ばかり読んでほとんど働いてないし。

次はkai-zoaさんです。

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